スタッフブログ
外壁塗装下塗りで家が長持ち!北九州市のプロが教える正しい手順
2025.10.14
スタッフブログ
こんばんは!!!
北九州市八幡西区・若松区を中心に屋根塗装・外壁塗装、水回り等その他リフォーム工事を行っているプロタイムズ八幡西店 株式会社ナカガワクリエイト 外装劣化診断士の小川です。
今回は外壁塗装における下塗りについて詳しく解説していきたいと思います。下塗りは塗装工事の上で欠かせないものです。下塗りが不十分だと耐久性等に大きな影響が出ます。たかが下塗りと侮ることなかれ。塗装工事の中でも非常に重要な工程です。
外壁塗装の基本と下塗りの役割理解
外壁塗装は「三度塗り」が基本な理由
外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の三工程で仕上げるのが基本です。この三度塗りは、外壁を美しく保つための“黄金ルール”ともいえます。まず最初の下塗りで外壁塗料をしっかり密着させたり、次の中塗りと上塗りで色や艶、耐候性を整えたりします。どの工程も欠かせない大切な役割がありますが、特に下塗りは「土台造り」とも呼ばれ、仕上がりの良し悪しを左右する重要なステップです。
例えば、壁の表面が粉っぽくなっているチョーキング状態のまま塗装を行うと、塗料がうまく付着せず、数年で剥がれや浮きが発生してしまいます。こうしたトラブルを防ぐために、専用の下塗り材で外壁表面を整え、塗料の密着力を高める必要があります。実際、塗料業界では「下塗りが悪いと、上塗りがどんなに高品質でも無意味」と言われる程です。この工程を丁寧に行うことで、耐久年数が5~10年単位で変わるケースも珍しくありません。
下塗りが担う4大役割(密着性・補強・吸い込み防止・色調整)
下塗りの役割は主に4つあります。
1、密着性の確保:外壁との塗料を密着させること
2、補強効果:外壁の小さなひび割れや凹凸を補修して下地を整えること
3、吸い込み防止:外壁が塗料を吸いすぎるのを防ぎ、塗りムラを抑えること
4、色調整:上塗りの色を美しく発色させるため、下地の色を整えること
例えば、、モルタル外壁では表面がザラザラしているため、下塗りを行わないと塗料がムラになりやすく、最終的な見た目が不均一になります。また、下塗りによって外壁表面が滑らかになることで、上塗りが均一に広がり、仕上がりに艶と奥行きが生まれます。これらの効果が相まって、塗装の耐久性と美観が長持ちするのです。
下塗りを省くリスク・不具合事例
「コスト削減のために下塗りを省く」―これは最も危険な判断です。実際、下塗りを省いた現場では以下のようなトラブルが頻発しています。
発生する不具合 | 主な原因 | 発生時期(目安) |
塗膜の剥がれ | 密着不足 | 1~2年以内 |
ムラ・色ムラ | 吸い込み防止不足 | 施工直後~半年 |
ひび割れ拡大 | 下地補強不足 | 数年後 |
光沢低下・白化 | 下塗り未施工 | 2~3年以内 |
こうした不具合は見た目の問題だけでなく、外壁そのものの劣化を早めてしまいます。特に北九州市のように湿気が多く、塩害も起こりやすい地域では、下塗りを怠ることで塗膜の剥離が進行しやすくなります。長持ちする外壁塗装を望むなら、下塗りを行うことが何よりの基本です。
下塗り塗料の種類と選び方
シーラー・プライマー・フィラー・微弾性下塗りの特徴
下塗り材にはいくつか種類があり、外壁の素材や状態に応じて使い分けます。代表的なものを以下の表にまとめました。
下塗り材の種類 | 特徴 | 適用外壁 | メリット |
シーラー | 密着力を高める透明系塗料 | モルタル・サイディング | 塗料の吸い込みを防ぐ |
プライマー | 金属面や特殊素材向け | トタン・アルミ・樹脂 | 錆防止効果がある |
フィラー | 厚みがあり、下地補修向け | モルタル | クラックを埋める |
微弾性下塗り | 柔軟性があり防水性が高い | モルタル・コンクリート | ひび割れに強い |
※下地等の状況によって異なる場合もあります。
例えば、モルタル外壁で細かなひび割れが見られる場合は「微弾性フィラー」が最適です。一方、サイディングなど平滑な外壁では「シーラー」で十分な密着力が得られます。このように外壁の状態に合った下塗り材を選ぶことが、塗装の寿命を左右します。
外壁材別に適した下塗りの選定ポイント
外壁材によって求められる下塗り性能は異なります。
モルタル外壁:吸い込みが激しいため、密着性と厚みのあるフィラー系を選ぶこと
窯業系サイディング:塗膜が剥がれやすい素材なので、浸透型シーラーが最適です。
金属サイディングやトタン:錆防止成分を含むプライマーが必須です。
ALCパネル:防水性を重視し、微弾性タイプが有効です。
北九州市の住宅では湿度が高く、塩害リスクもあるため、防カビ性や防藻性を持つ下塗り材を選ぶと効果的です。気候条件を踏まえた塗料選びを行うことが、長持ちする外壁の秘訣といえます。
上塗り塗料との相性を見極めるコツ
下塗りと上塗りは「セット」で考える必要があります。メーカーごとに推奨の組み合わせがあり、仕様書や技術資料を確認することが大切です。信頼できる塗装業者であれば、「下塗り材」「中塗り材」「上塗り材」の3つが同一メーカーで統一されていることが多く、仕上がりにもムラが出にくくなります。
よくある質問(Q&A)
下塗りは何回塗ればいいですか?
通常は1階で十分ですが、外壁の劣化が激しい場合や吸い込みが強い素材では2回行うこともあります。特にチョーキングが進んいる壁や、ひび割れ補修後の面は塗料の吸い込みが不均一なため、1回だけでは密着力が不十分になるケースがあります。業者が下塗り回数を増やす提案をした場合は、状態を見て適切に判断している証拠といえるでしょう。
下塗り材の色はどう選べばいいですか?
下塗りの色は上塗りの発色に影響します。白やグレーが一般的ですが、上塗りが淡色の場合は白系、濃色の場合はグレー系を選ぶと発色が安定します。特にリフォームで色を大きく変えるときは、下塗りの色選びが仕上がりの印象を左右します。
DIYとプロ施工で下塗り品質に差が出るのですか?
結論から言うと、差は大きく出ます。プロは外壁の吸い込み具合や劣化の度合いを見極めて、下塗り材の種類や塗布量を正確に調整します。DIYではこの判断が難しく、塗膜のムラや乾燥時間の管理が耐久性に直結します。失敗を防ぐためには、経験豊富な専門業者に依頼するのが安心です。
このように、外壁塗装の下塗りは「見えないけれど最も重要な工程」です。正しい知識と適切な施工が、あなたの住まいを10年以上美しく守る鍵になります。
まとめ
外壁塗装における「下塗り」は、見た目以上に重要な“基礎作り”の工程です。下塗りを正しく行うことで、塗料の密着性や耐久性、美観が大きく向上します。逆に省略した場合、数年以内に塗膜の剥がれやムラ、ひび割れなどの不具合が発生しやすくなります。
下塗り材にはシーラー・プライマー・フィラー・微弾性タイプなど様々な種類があり、外壁の素材や劣化状況に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。また、上塗りとの相性を考慮することで、より長持ちする塗膜を実現できます。
特に北九州市のように湿気や塩害の影響を受けやすい地域では、防カビ性・防藻性のある下塗り材を選ぶと効果的です。DIYでは難しい部分も多いため、専門業者に相談し、現場の状態に合った施工をしてもらうのが安心です。
つまり、「見えない部分こそ家の寿命を左右する」ということ。しっかりとした下塗りこそが、美しく丈夫な外壁塗装を支える土台なのです。
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